他の人ってどんな保険に入ってるんだろう?
実際には聞きにくいですが、正直気になりますよね。
この記事ではファイナンシャルプランナー(以下FP)2級の資格をもっている私が、わが家の加入保険を公開しています。
くぅ先生
保険と聞くとなんだか難しいイメージや嫌なイメージがあるかもしれません。
ですが子どものために保険に加入するなら、早めに加入することをおすすめします。
私の夫は過去に入院したことが一度もないのに、産後半年後に盲腸で1週間入院し、その後も1年で2回、計3回入院しました。
私も入院したことがないので、保険に加入したときには「お互いにしばらく保険を使うことはないだろうね」と夫と話していたのに、まさかの半年で使う結果となりました。
盲腸のように一度病気になると、数年間は
- 保険に加入できない
- 盲腸周りの病気は保険の対象にならない
- 保険料が割り増しになる
のどれかになるので、妊娠してすぐに保険に入って本当によかったです。
また、保険の商品によっては免責日数というものがあります。
たとえばがん保険の場合、加入しても「3カ月間は保障の対象になりません」といった規定をもうけている保険会社が多いです。
これは保険加入時にすでにがんであったことが疑われるためですが、もし保険加入時に健康だったのに1カ月後にがんになっても保障がおりなかったら悲しいですよね。
だからといって、焦ってよくない保険商品に加入するのも本末転倒です。
ここではなんの忖度もない私が(現在保険の仕事をしていないため)過去の保険販売経験からいえる
- 保険加入にだまされない方法
- 保険に加入するときに知っておいたほうがいいこと
について惜しみなく書いていますので、これから保険の加入を考えている方はぜひご覧ください。
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もくじ
FP2級の私(わが家)が加入している保険を大公開
私は保険関係の仕事を3年間していて、大手保険代理店の育成も担当していたファイナンシャルプランナーです。
そんな私がプランニングしたわが家の保険事情を公開します。
ちなみに加入時の世帯年収は1,100万円、世帯での保険料支払額は約38,000円です。
<私が加入している保険>
① 医療保険
勤務先の団体医療保険
(入院 5,000円、手術、がんの保障、先進医療、女性特有の病気)
② 死亡保険(終身保険)
あんしん生命の長割終身 300万円
<夫が加入している保険>
① 医療保険
私の勤務先の団体医療保険
(入院 5,000円、手術、がんの保障、先進医療、3大疾病)
② 死亡保険(収入保障)
ひまわり生命の収入保障 月30万円
③ 死亡保険(終身保険)
住友生命 700万円(結婚前から加入)
医療保険に関しては勤務先の団体医療保険という保険に入っていたのであまり参考にならないかもしれません。
また保険は次々と新商品が発売されるため、私が加入している保険がこれから加入する方にとってベストな選択というわけでもありません。
万一のときに後悔しないように、保険に加入するときの考え方について解説していきます。
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生命保険や医療保険が必要な人と必要でない人
そう疑問に思う方も少なくないと思います。
保険は多くの人にとっては必要ですが、考え方によっては必要でない人や保障が少なくていい人もいます。
- 自分に万一のことがあったら金銭的に困る人がいる
(子どもだけでなく人によっては妻や夫、自分の親という人もいるでしょう。) - 貯蓄がない(または少ない)ので病気になったときの入院費用や手術費用の急な出費に耐えられない
- 自分に万一のことがあっても金銭的に困る人がいない
- 病気になっても毎月9万円までなら急な出費に耐えられる
自分に万一のことがあったら金銭的に困る人がいるかどうかについては、簡単にいうと家計を一緒にしている家族がいるかどうかです。
病気になっても毎月9万円までなら急な出費に耐えられるというのは、日本には高額療養費制度というものがあり、年収約370~約770万円の方なら毎月の医療費に関わる自己負担の上限額が9万円で済むからです。
公的医療保険制度の一つで、ひと月にかかった医療費がある一定額を超えると、超えた金額に関しては支給される仕組みのことです。ある一定額というのは年齢や所得によって決まっています。さらに詳細を知りたい方は、「ご存じですか?高額療養費制度」をご覧ください。
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生命保険加入時にだまされないようにするために
私がファイナンシャルプランナーの仕事をしていたとき、そんな声をよく聞きました。
それはもしかしたら「押し売り」のイメージが強いからだと思います。
一昔前は生保レディとよばれる生命保険会社の保険を販売する女性から保険に加入する人が多くいました。
商品ありきというよりは、親戚や知人に保険会社の人がいるからという理由で保険に加入する人が多かった時代です。
今では外資系の保険会社や損保系の保険会社の営業マン、CMでよく見かける保険会社を複数取り扱っている保険代理店など保険の加入経路は増えています。
では保険に加入したいときはどうすればいいのでしょうか。
保険に加入するパターンには大きく二つあります。
一つ目は”人”から入るパターン、二つ目は”商品”から選ぶパターンです。
“人”から入るパターンというのは、上で説明した保険会社に勤めている親戚や知人から加入するパターンです。
個人的には、あなたが「この人の紹介する商品だったら入りたい」と思わない限り、この方法で加入することはおすすめしません。
なぜなら保険会社に勤めている人は、基本的には自分の保険会社の保険商品しか販売できないからです。
このデメリットは、まず営業マンには営業”ノルマ”を言い換えた営業”目標”があります。
保険商品によって営業マンが獲得できる数字(ポイント)が違うため、あなたのためではなく保険会社や営業マンが「売りたい商品」を進められる可能性があります。
最近ではかんぽ生命の不正契約がニュースになりましたよね。
一方で”商品”から選ぶパターンというのは、保険会社を複数扱っている保険代理店で加入したり、自分が加入したい保険会社に直接連絡するという方法です。
保険会社を複数取り扱っている会社だと最近ではFPの方も多く、最新の保険商品をふまえた提案をしてくれるのでとてもおすすめです。
私もある程度加入したい保険を決め、複数取り扱いのある保険代理店で加入しました。
(自分がFPでも保険会社や代理店に勤めていないと自分で保険の申し込み手続きをすることはできないのです。)
代理店では自分の希望を伝えて、代理店の方がiPadに入力してくださると自動で保険料が一番安い保険会社が出てくるようになっていたので安心して利用できました。
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生命保険に加入するときの考え方
「保険貧乏」という言葉を聞いたことがありますか?
これは万一のときのための保険なのに、必要以上に保険に加入してしまい保険料が家計を圧迫している状態をいいます。
こうならないためにも、以下のことが大切です。
- 収入とのバランスを考えて保険料や保障を考える
- 優先順位を考えて必要な保障分だけ保険に加入する
それぞれについて詳細を解説します。
収入とのバランスを考えておおよその保険料を考える
一世帯が年間に支払う平均的な生命保険の保険料は、世帯年収約400万円の場合で月額約3,2000円です。
この金額を一つの目安として加入するとよいでしょう。
必要な保障を考える
日本にはケガや病気で働けなくなったときには、社会保険に加入していれば「傷病手当金」がもらえます。
傷病手当金とは業務以外の病気やケガで4日以上働けない場合、4日目から対象として手当金をもらうことができます。
対象となる期間は休みはじめた日から1年6カ月で、【標準報酬日額の2/3×休んだ日数】分の手当をもらうことができます。
傷病手当金は申請しても受給するまでに3カ月前後かかります。
また、高額療養費制度で年収約370~約770万円の方なら毎月の医療費に関わる自己負担の上限額が9万円で済みます。
自分で加入する保険はこれらの公的な保険や制度、貯蓄をふまえて考えることで、無駄のない保障にすることができます。
また、お子さんがいる家庭でサラリーマンの夫がなくなってしまった場合、一例ですが
夫の月報酬が30万円ならば、子どもが18歳になるまでは約135,000円/月もらうことができます。
保険は優先順位を考えて加入する
保険には優先順位を考えて加入することが大切です。
たとえば、保険を大きく分けると以下のようなものがあります。
- 医療保険
入院、通院、手術、先進医療など - がん保険
がんになったときの保障が医療保険よりもあつい保険 - 死亡保険(終身保険)
- 収入保障保険
保険の対象者が亡くなった場合に、毎月◯万円の保障がおりる保険 - 就業不能保険
保険の対象者が働けなくなった場合の保険 - 介護保険
介護状態になった場合の保険
これらのなかから優先順位を考えて自分にあった保険に加入することが大切です。
私があえてここで商品をおすすめしないのは、たとえばがん家系の方だったらがんの保障をあつくした方がいいですし、喫煙者かどうか、健康診断の結果はどうかによって保険料が異なるので一概に「これがおすすめ!」とはいえないからです。
保険というのは本当に複雑な商品なので、ひとり一人ぴったりな保険が異なります。
万一のときに「こんなはずじゃなかったのに」ということが起こらないよう、ぜひお金のプロである専門家に相談してみてください。
FPに相談すれば、今の家系と将来必要な額をかけ合わせて、保険を提案してもらえます。
もちろん相談したからといって、保険に加入しなければいけないわけではありません。
むしろ保険相談をして一度もちかえって検討するのは一般的なことなので、ぜひ気軽に利用してみてくださいね。
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